ほかの素材にはない独特な質感をもつ、パート・ド・ヴェールで作られたガラスの箸置き。
スプーン、またナイフレストとしても使え、和にも洋にも合います。
形状は四角と三角の二つ、色は、まるで氷のような透明と、深い青緑があります。
神奈川在住の作家、加藤尚子さんに制作をお願いしました。
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photo by noriko matumoto
フランス語でパートは練り粉、ヴェールはガラスを意味します。
ワックスでつくった原型から耐火石膏で鋳型をおこし、砕いたガラスを詰めて焼成し仕上げ。
古代メソポタミアの時代から存在した古典的な技法ですが、大変に手間がかかるため、
量産が可能な吹きガラスの登場により、いったん衰退したのち、十九世紀末のフランスで復活しました。
しかし当時は、作家がその技法を秘法として公開しなかったため、一般には普及しなかったという
歴史があります。
箸置き:¥2,730