ジャタマンシのボディケア


別名スパイクナード、甘松香(カンショウコウ)。
標高3000~5000メートルのヒマラヤ山岳地帯に自生する植物。
根茎には独特の香りがあり、世界的に古くから薬用にされてきた生薬で、
現地ではサンスクリット語で「Jatamansi」と称され、今でもその名で呼ばれている。



ジャタマンシの根から抽出された精油を配合した、石けんシャンプーとリンス。
デザイナー・ヨーガンレール自身がこのジャタマンシの香りを特に好み、
ババグーリでは2008年から続く定番商品のひとつとなっている。

蓋をあけるとフルーティーでオリエンタルな香りが広がる。
その深い香りには鎮静効果があり、肌の若返りに良いとされている。

天然のヤシとオリーブ油がベースの石けんシャンプーのため、肌になじみやすく皮膚への
刺激も少ないのだが、石けんはアルカリ性のため、髪のキューティクルが少し開くことで、
使い始めは髪のきしみを強く感じることがある。
「ジャタマンシのリンス」は、石けん成分によってアルカリ性になった髪を弱酸性に
中和するため、しばらく使い続けることで、1ヶ月から3ヶ月ほどで徐々になじんでいく。
セットでの使用をぜひおすすめしたい。


石けんシャンプーは洗浄力が高いだけでなく、余計なものを配合していないため泡切れが
とてもよく、さっぱりとした使い心地。髪本来の姿になったような気分になる。
排水として流れても最終的には二酸化炭素や水となり、自然界へと循環していく。
これは、古くから使われてきた「石けん」の大きなメリットのうちの1つだと思う。
私が幼い頃、実家の祖父が頭も体も固形石けんで一気に洗ってしまっているのをよく目にした
ものだが、それはとても自然なことだったのかもしれない。

シャンプー、リンス、石けんのミニサイズを合わせた「トラベルセット」もおすすめ。



ジャタマンシのボディケア