「注染」は明治時代初期に生まれ、150年以上の歴史がある日本独自の染色技法
染料を注いで染色することから、「注染」という名前が付きました
この技法の魅力は、職人が手作業で作っているからこそ表現できる自然な風合いや、
独特な美しいグラデーション
今シーズンは、糸から染めた注染ウールスラブと、製品を染めたモヘア注染
手間暇のかかるヨーガンレールらしい2種類のニット
注染ウールスラブ
凹凸のあるスラブ糸を撚糸加工でループ形状にし、
不規則で立体感のあるテクスチャーとナチュラルな表情の糸を作り
その糸を枷にまとめ、糸の束を置いた上から染料液を注いで染める
三角形が集合した特殊な枠に、7色の色配置を構成して、
職人の手によって、それぞれ色を流し込んでいくという大変な工程を経る

多色のまだらに染められた、まるで絨毯のような糸の束

注染という染色方法で職人が手作業で7色に染めた
ゆったりとしたハイネックセーター

モヘア注染
アルパカとモヘアを毛足部分に使用し、起毛したニット
製品が編み上がった後、注染で染色
色の切り替わり部分をあえてぼかしやわらかな表情に仕上げた

注染で境目がぼかすように染め上げたやわらかな表情が美しい

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