Photo by Isao Hashinoki
このパンツは二つの箱を股で繋いだようなパターンで出来ていて、
足を出す穴だけ丸くくり抜いてある。
逆さにすると二つのゴミ箱かくじ引きの箱が並んだみたいだ。
ウールコットンの目の詰んだドレープの良い生地で仕立て、履いてみると、
ちょっと変わったシルエット。
箱の角にあたる部分はちょっととんがり、ドレープになった。
普通のバルーンパンツよりはスッキリと、ストレートのパンツよりは
少し主張のある、なんだか楽しいパンツ。
西洋の服は、布を人の身体に合わせ裁断し、縫い合わせ、立体を追求してきた。
一方、日本の着物や民族服等は、織られた生地を直線のまま生かし、
身体に沿わせることで、別の美しさを紡いできた。
このパンツは、丁度その中間くらい。
西洋と東洋が入り交じった今にぴったりじゃないかと嬉しくなった。
パンツ ¥35,700 (税込)
素材: 綿50%, 毛50%
色: チャコール, クロ, 黒紺